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2016年9月 7日 (水)

愛知県立愛知学園を視察

 昨日9月6日午後、愛知学園を訪問しました。ここは児童自立支援施設です。「不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及びその家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、又は保護者のもとから通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、合わせて退所したものについて相談その他の援助を行うことを目的とする施設」となっています。

 全国58か所の施設があります。愛知学園は明治42年に「感化院」として開設し、昭和23年「教護院」に改名、昭和38年に現在地に移転、平成10年「児童自立支援施設」と改称されています。非常に古い歴史のある学園です。現在は小学6年から中学3年まで男女合わせて15人が生活しています。

20160906_14_43_59           寮(生活棟)の前で
            

 一通りの概要をお聞きした後、寮(生活棟)を見せていただきました。H2年に建てられ、外壁の塗装や細かな修繕はその都度しているということで、きちんと使われている建物でありました。冷房もついていて、暑さはしのげます。冬は大型のストーブ(十分には暖まらないが…と言っておられました)を使っているということでした。畳や台所(食事の配膳やおやつの用意)のシンクなどは古くて交換を要望してるそうです。トイレも洋式にするよう要望していてもなかなか改善されません。

 訪問した時は午後の作業の時間で、寮内で自分たちで育てた唐辛子を細かくして瓶詰にしている子や、外で草刈りをしている子ども達がいました。校舎や寮の周りは芝生もきれいに駆られていました。

            

 次に校舎を見せていただきました。校舎にはエアコンはなく扇風機だけで、この日もたいへん蒸し暑い日でしたが、この中で学習するのはやる気も集中力もなかなか出ないのも頷けます。トイレも一つだけ洋式に(この日のお昼にやっと完了)なっていましたが、建物は老朽化で壁はヒビが入っていました。廊下には上手な絵や、教室にも習字の作品が貼られていました。女の子たちは音楽室でピアノや電子オルガンなど弾いていました。

 ここでは「義務教育に準ずる学科指導」が個々の能力に応じてされていますが、在籍していた学校は、ここに入所した時点で「除籍」扱いになっています。

 子ども達の願いがきちんと受け入れられ、大切にされているという実感を持てるよう、安心して落ち着いた生活ができる環境がまずは必要です。校舎は耐震基準を満たしていますが、老朽化はかなり進んでいます。図書室の図書も入れ替えが必要です。そして、街灯はあっても電気がつきません。日が落ちたら外は真っ暗で、苦肉の策で職員が通路に設置したのがお花の形の小さなライトです。災害時、避難をしようにも真っ暗では身動きが取れません。命にかかわることです。

 必要なところには予算をきちんと取り、本当に子ども達が将来自立できる力をつけるために安心して過ごすことができるよう、温かく適切な生活指導、教育を受けることができる環境を整える必要を強く感じました

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          立派なのに壊れてつかない街灯、一つもつきません。

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           暗くなると点灯する園芸用の足元ライト

 

 

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