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2015年11月23日 (月)

日本共産党愛知県議団が長野県の優れた施策の調査に行きました。

 11月20日、日本共産党県議団は長野県の優れた施策を学びに行きました。

 調査内容 ①長野県内大学進学のための入学金等給付事業

        ②長野県の少人数学級の状況

        ③「長野県の未来を担う子どもの支援に関する条例」の制定

 この3点について、県当局のお話を伺いました。

 最初に、入学金等給付事業について、高校教育課の担当職員から伺いました。この制度は勉学への意欲が高いのに、経済的な理由で進学を諦めている生徒を支援するために入学金や受験料支払のために、30万円以内で給付制の奨学金を、昨年度から創設し、1次募集、2次募集で25人名の方に給付されました。

 担当者のお話では長野県の流出人口は全国5位という高さで、県外への流出を減らしたいと、入学金等給付事業を始めました。県内の大学で学んでもらい、県内で就職もしてほしいと。県内で頑張る若者を育てて、これからの長野県を担ってほしいということだと思いました。

 担当者の方も「奨学金で大学へ行って返済が大変だった」 「今の若者たちは必ずしも安定した職場に着けるとは限らない」といわれましたが、担当職員の方もその問題を何とかしないといけないと真剣に考えておられたことに心強い思いがしました。

 お話し伺って、予算の範囲内の30人程度ということですが、生活保護受給世帯、住民税非課税世帯の方などで、一定の成績を収め、勉学意欲の高い方々の大学入学に道が開かれたということは本当に素晴らしいことだと思います。

 全国で初めてということですが、この愛知県でも、お金の心配で教育を受けられないという状況をなくすために、入学金も含めて、奨学金の給付制度、返還支援制度を実現させるために、みなさんとご一緒に力を合わせたいと思います。

 次に、少人数学級についてです。長野県では35人学級が基準となっていますが、小学校・中学校とも少人数教育推進事業が実施されており、35人を超えると、無条件に1人の教師が、ティームティーチング等で加配されます。

 また、習熟に差がつきやすい教科(小3~6年算数)においては、通常の学級編成とは別に、30人以下の学習集団で少人数授業を行っているそうです。31~35人の学級では、非常勤教師の0、5人が配置されます。

 さらに、小学校低学年学習習慣形成支援として、児童数が30人を超える1.2年生の学級を対象に、複数の教員を配置し、学習指導や生活指導、給食指導など行っています。

 中学校では、習熟に差が付きやすい教科(中1~3年数・英)において、通常の学級編成とは別の30人以下の学習集団で少人数授業を行っています。31~35人の学級に常勤で1人の教師が加配されます。

 また不登校等児童生徒支援(中学校)では、不登校など課題を抱える生徒に対する適応指導・支援をおこなっており非常勤の教師0、5の加配です。

 私は、信州少人数教育推進事業のお話伺って本当に驚きました。H14年に小学1年生に30人規模学級編成が始まってから、毎年のように2年生から6年生へ、並行して中学生にも30人規模が着実に拡充してきたことです。

 子ども達一人一人に寄り添った教育にするためにも。まずは30人学級の実現をと、35人基準を基本にしながらも実質30人規模になるよう、努力されていることに感銘を受けました。

 名古屋市でももうずいぶん前から小1・2年生の30人学級、中学1年生の35人学級が実現されてきましたが、その後がなかなか進みません。愛知県は国基準どおりで小1、中1が35人学級ですが、それ以降は40人学級となっています。

 愛知の子ども達が、名古屋市の子ども達にも30人学級の早急な実現が求められます。

 長野のように1年ごとに前進できるようにしたいと、お話し伺いながら強く願いました。

 そんな中でも小・中学校の教師の実態はやはり深刻でした。「非常勤講師が増えており、非常勤の方に支えられている面もある」 「非常勤講師は継続かどうかは学校の判断による」と話されました。正規教員でも、労働時間が長く、100時間の残業は当たり前のようになっている、その日の内に帰れない人もいる」とありました。先生たちの働き方を改善させるのはとても大切なことだと改めて痛感しました。

 

 最後に、「長野県の未来を担う子どもの支援に関する条例について」お話伺いました。この条例は、今年3月31日に公布されましたが、知事自らも条例分の内容を提案して作ったとお聞きしました。

 「子どもは、社会の宝であり、一人一人かけがえのない存在である」から始まっている条例文には、第1章 総則の(目的)では、子どもの最善の利益を実現することを目的とする。 第3章では、子どもに対する人権侵害の救済等が、6項目も掲げられているなど、胸が熱くなるものばかりです。

 入学した子どもたちには、困ったとき どうしていいかわからないとき 電話・メールしてね!と、子ども専用ダイヤル(無料) 長野県子ども支援センターと、素敵なカードを一人一人の子どもに配っています。

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子どもたちを守るために、また、子どもだけでなく、大人も相談できます。と大人用にもチラシをつくるなどきめ細かい配慮がなされています。

 相談の状況は、子どもからの相談が7割以上に及び、相談内容は学校や交友関係、家族間では深刻な問題も・・・虐待に対しても、児童相談所と連携を取っていると話されました。また、親からの悩みで多いのは、「生活費は何とかなるが、子どもが進学するためのお金は厳しい」と言う内容が多いそうです。」

 担当者の方々の子どもたちを思いやる気持ちがヒシヒシと伝わってきました。3つの問題で担当の方々からお話しを頂いたことありがとうございました。今後の議会活動に生かしていきたいと心から思いました。

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 県の担当者からお話し伺ったあと、共産党県議団の控室で懇談をしました。

 長野県議員団は8人の県議がいます。小林伸陽団長、もうり栄子議員、両角友成議員が対応してくださいました。やはり2人の県議からのスタートで、いろいろ苦労したこともあるそうですが、徐々に議員が増えて、共産党の位置づけが変わってきたそうです。今は、議会ごとに知事への予算要望をおこなうこともできるそうです。

 そんななかで、少人数学級や、大学入学金、奨学金給付制事業についても実現のために地道に努力してきたことが、手に取るようにわかりました。まだまだ制度の拡充などやる課題はたくさんあると。

 最後に、来年参議院比例候補、たけだ良介さんのおくさんが、議員団の事務局員として頑張っておられるので紹介してもらいました。何としても参議院選はたけだ良介さん、すやま初美さんを送り出したい!! 

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